電力安定供給 春の陣 ~烏の巣を取り除く~

電力安定供給 春の陣 ~烏の巣を取り除く~

 3月〜5月頃はカラスの営巣が盛んになる時期です。この営巣に使われている針金などが原因で停電が発生することがあるため、この時期、電力センターでは営巣撤去などの対策を強化しています。

作業現場に密着!

 4月14日、宮城県名取市で行われた営巣撤去の現場を取材しました。
 電柱を見上げると、立派な巣が見えました。そこに、社員2名が高所作業車のバケットで接近し、絶縁された遠隔操作用の工具を用いて慎重かつ丁寧に営巣の撤去作業を行っていました。
 取材は10時半頃から始まりましたが、この日の撤去作業は既に3箇所目の現場とのこと。今年は例年に比べ、気温が高かったことなどが影響しカラスの営巣が早まっており、宮城県内の今年3月の営巣撤去数は648件と、昨年に比べ約170件増加しています。

電力安定供給 春の陣 ~烏の巣を取り除く~

≪担当者から一言≫
岩沼電力センター 配電課
狩野翼さん(左)
 「例年3月~5月はカラスの繁殖時期であり、特に4月は営巣のピークとなります。現場に出る際は、機器や各種カバーの付近に営巣がないかどうかを注意して見るようにしています。停電事故を未然に防止するためにも、営巣を見かけたらご連絡いただければと思います。よろしくお願いします。」

菅原拓海さん(右)
 「営巣を撤去する際は、金物類の混入はないか確認を行い、充電部、電柱に触れ、地絡事故を起こさないように、細心の注意を払いながら作業を行っています。電気の安定供給のためにも、今の時期は営巣撤去作業に力を入れていきたいと思います。情報提供のほどよろしくお願いします。」

そもそも、なぜ鳥の巣が停電を引き起こすのか?

 巣の材料には針金ハンガーなどの電気が流れやすいものが使われる場合があります。
 それが絶縁カバーの隙間に入り込み、充電部に触れることで漏電が発生し、停電に至ることがあります。
 昨年は、宮城県内において営巣による停電が10件発生しました。このような停電を防ぐため、電力センターでは特に3月~5月頃にかけて、カラスの営巣撤去作業を実施しています。

営巣を未然に防ぐための対策とは?

 カラスは雛を見守りながら餌の取れる、見晴らしの良い場所に巣を作る習性があります。
 同じ場所に営巣する傾向があるので、一度撤去した場所に優先的に営巣防止器具を設置するなどして、再び営巣できないように対策を施しています。
 しかし、カラスは縄張り意識が高く、一度営巣を撤去しても再び営巣に至るケースもあります。
 このため、パトロールによる営巣撤去や営巣防止器具の設置により対策に加え、地域の皆さまにも、電柱の営巣を見掛けた際、ご連絡をいただくよう、ご協力をお願いしています。

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