新潟県上越地区の電気を東北系統より供給開始
〜15万V系統の大規模増強工事が完了〜

新潟支店・支社合同で非常災害対策訓練を実施

 新潟県上越地区では、15万V系統の大規模増強工事が完了したことから、2021年11月30日、標準接続系統を他社から自社に変更し供給を開始しました。新潟支社関連部門の対応について紹介いたします。

15万V系統の大規模増強工事について

 上越地区は、1982年に需要の増加に対応するため、27万V東上越幹線および東上越変電所を新設し、近接する他社系統を介して供給しておりました。しかし、近年になり、同地区内の需給状況の変化により、重負荷期に他社系統からの供給力(送電容量)が不足する可能性が確認されました。同地区の供給信頼度を維持するため、当社中越変電所と東上越変電所間を結ぶ15万V送電線の更新工事を兼ねて増強し、完了後は、当社系統接続を標準とし供給※することとして工事を進めて来たものです。

※ 2021年11月30日の送電線工事完了後、当社系統接続に切替済。

15万V系統の大規模増強工事について イメージ1

【送電部門】上越地区の安定供給と高経年設備のリニューアルの同時達成

 15万V送電線4線路(魚沼・頚城・長岡B・南長岡線)にて、約7年の歳月(2015年より調査、2018年より本体工事)をかけた、工事こう長103km、鉄塔新設・改造222基の増強工事が区切りを迎えました。広範囲な工事現場管理と停止制約による仮工事や新技術の導入などを行いながら、部門・工事会社一体となりチーム新潟で、上越地区への安定供給と高経年設備のリニューアルを同時に達成出来ました。

【送電部門】上越地区の安定供給と高経年設備のリニューアルの同時達成 イメージ1

【変電部門】上越に東北の電気を。「安全」のバトンを繋ぎながら。

 長岡・上越電力センター管内の重要拠点変電所(長岡・中越・魚沼・東上越)では、2017年から15万V屋外機器のGIS(ガス絶縁開閉装置)化等と併せて4年間に及ぶ大規模増強工事を行ってきました。
 いずれも豪雪地区で冬期工事制約のあるなか、狭隘な現場で関係部門との取り合いや施工方法・作業工程の繰り返し調整、停止制約による度重なる切替工程の見直しを行いつつ、部門・工事会社一丸となって円滑に工事を進め無事故・無災害で運用を開始しました。

【変電部門】上越に東北の電気を。「安全」のバトンを繋ぎながら。 イメージ1

【通信部門】つなげて守る

 通信部門では、送電線増強に関わる系統保護用電力線搬送信号伝送装置ならびに送電線にその信号を重畳させるためのライントラップ、結合コンデンサなど結合装置の整備工事を担当し、本増強工事の一端を担うことができました。施工にあたり、変電部門、送電部門および工事会社のみなさまのご協力を得て無事に工事を完了できました。引き続き、「通信」により設備と設備、人と人をつなぎ、電力保安に貢献してまいります。

【用地・給電部門】設備部門とともに全力でタッグ

【用地部門】
 新設する鉄塔敷地および線下用地の権利取得や、工事に必要な工事用地の確保のため、延べ2500名を超える膨大な地権者との対応や契約手続きが必要となったことから、数多くの説明会を開催するなど関係地域に配慮した丁寧な合意形成に努めました。また、計画地の中には未相続や所有者不明の土地が多数存在したことや、新型ウイルス禍で直接面談ができず電話や郵送で交渉した時期もあるなど苦労も多かったですが、用地業務委託会社の協力も得て、創意工夫を凝らしながら部門一丸となって用地確保を成し遂げることができました。

【給電部門】
 中越以南ほぼ全ての15万V送電線が増強対象となることから、信頼度確保のため、複数回線の同時停止回避や停止期間の短縮を図る必要があり、また、他社への作業制約などの依頼も含め、停止調整には大変苦慮しました。
 系統切替操作は、絶えず変化する位相差・電圧差の調整を図り、最適なタイミングで実施するといった緊迫感の中進められました。11月30日18時6分に無事切替が完了して東北系統の電気が上越地区を灯した瞬間、操作を見守る全員より自然と拍手が沸き上がり、関係者みなが大きな達成感につつまれました。

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