~東北東京間連系線2ルート化へ~相馬双葉幹線接続変更に係る本格工事が開始!

~東北東京間連系線2ルート化へ~相馬双葉幹線接続変更に係る本格工事が開始!

 東北東京間連系線の2ルート化へ向けた7つの送変電工事のうち、最初の本格工事「相馬双葉幹線の接続変更」が開始しました。

東北東京間連系線とは? なぜ2ルート化するのか?

 東北東京間連系線は、東北エリアと東京エリアをつなぐ50万ボルトの送電線のことであり、現在は「相馬双葉幹線」の1ルート(2回線)となっています。今回の2ルート化により、運用容量※が605万kWから1,028万kWに拡大できるため、様々なメリットがあります。
 ※運用容量は系統や需給の状況によって変化。

■再エネのさらなる有効活用
東北エリアで発電された再エネの電気を、東京エリアへより多く送ることが可能となることで、再エネの広域的な活用につながります。また、需給バランス維持のため東北エリアで実施されている再エネの出力制御を低減することができます。

■電力の広域的取引の拡大
取引の活性化により、電力取引価格の低下につながります。

■大規模災害時の安定供給に寄与
自然災害時に電力を融通する量が拡大することなどから、安定供給に寄与します。

2ルート化のための工事とは?

 広域系統整備計画として、電力広域的運営推進機関が策定した「東北東京間連系線の2ルート化」。東北電力ネットワークが事業実施主体として送電線・開閉所・変電所の建設工事を進めています。

 工事は7つに分けられており、全ての工事が完了して使用開始となるのは、2027年11月を予定しています。

 今回工事が始まった「相馬双葉幹線の接続変更工事」は、既設相馬双葉幹線を切り離し、新たなルートを構築して、東京電力パワーグリッド福島幹線山線につなげるもので、2025年11月の使用開始を予定しています。

 【2ルート化のための7つの工事】

2ルート化のための工事とは? イメージ1
※1 電気事業法(第48条1項)に基づく工事計画の届出年月を「着工」
※2 2026年6月一部使用開始

 【相馬双葉幹線の工事概要】

2ルート化のための工事とは? イメージ2

 【送電系統図】

2ルート化のための工事とは? イメージ3

・赤字が、2ルート化工事件名。赤四角で囲っているのが今回の「相馬双葉幹線接続工事」
・現在、相馬双葉幹線は、東京電力PG南いわき開閉所と接続

「相馬双葉幹線の接続変更工事」の特徴点は?

 「本プレハブ架線工法」※という工法を採用して、架線作業の安全性向上と施工時間の省力化を図ります。
 ※電線製造工場にて電線計尺(長さをそろえること。通常は鉄塔に電線を張り実施)を行い、クランプ圧縮を地上で実施する

 また、調査段階からヘリレーザー測量や3D空間設計CADによる仮設道路設計、簡易ボーリングなど最新知見や新技術を多く採用。工事費低減にもつなげています。

現在の状況は?

 準備工事として、主に仮設道路造成や現場事務所の建設等を進めています。

 なお、鉄塔用地や線下用地などの事業用地の取得は概ね完了しています。

担当者にコメントをいただきました!

 本工事を担当するのは、「送変電建設センター福島工事所」と「福島支社の広域連系線福島立地事務所」です。

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両事業所は同じフロアにあります(福島市内)

 工事担当者の小林 了さん、用地担当者の秋葉 悟さんにコメントを頂戴しました。

[工事担当 小林 了さん]
 東北東京間連系線工事は、宮城中央変電所から東京電力PG送電線までの約160kmを結ぶ、大規模かつ長期にわたる工事です。
 このうち、福島工事所では丸森いわき幹線新設工事および相馬双葉幹線接続変更工事の施工管理をしております。
 福島工事所は所長以下10名で、私は相馬双葉幹線接続変更工事の第2工区を担当し、工事図面の検討や地域対応など、多岐にわたる業務で日々大変ですがやりがいもあります。
 用地業務を担当している広域連系線福島立地事務所そしてイコールパートナーである関係工事会社の皆さんと協力し合い、無事に着工を迎えることができました。
 まずは、担当する「相馬双葉幹線接続変更工事」を無事故・無災害で、着実に進めていきたいと思います。

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[用地担当 秋葉 悟さん]
 広域連系線福島立地事務所は、所長以下11名で東北東京間連系線工事の用地取得を行っています。
 私は、相馬双葉幹線接続変更工事の国有林野を除く事業用地(鉄塔・線下用地)および工事用地(一時的に必要な周辺土地)の取得業務を担当しています。
 地権者や地域の方々のご協力を得て、無事に工事を開始でき、関係者の皆さまに心から感謝しております。
 これほど大規模な工事を担当するのは初めてだったこともあり、地権者に鉄塔や工事用地の規模、スケール感を説明するのに苦労していますが、連系線工事が計画どおりに進捗するよう、懇切丁寧な説明を心掛けています。
 今後も福島工事所と連携し、地権者や地域に寄り添って「電力の工事はしっかりしている」と言われるよう、業務を進めていきたいと考えています。

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広域連系線福島立地事務所 秋葉主任(中央)

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