■電力システム部■「施工力確保座談会」を実施

■電力システム部■「施工力確保座談会」を実施 イメージ

 電力システム部は、施工力確保に向けた取り組みの一環として、4月から5月にかけて工事会社のリクルート活動に対する支援を目的に「施工力確保座談会」を実施しました。

対象は送電工事会社、施工力確保は喫緊の課題

 近年における労働人口の減少や高齢化などにより、送電工事の施工力は年々減少傾向にあることから、「作業員確保」、「離職防止」、「技術力維持」が喫緊の課題となっています。東北電力ネットワークにおいても東北東京間連系線工事などの基幹系統工事の本格化に加え、再エネ連系・高経年化対策などの工事ニーズが増加していることから、施工力確保を重要課題と位置づけ、さまざまな取り組みを進めています。
 このような状況のなか、送電部門の工事会社訪問活動において、現場作業員の新規採用時における苦労、送電業界に対する認知度不足、新規採用後の早期離職などの課題が確認されました。それらを解決するため、各地区における安全推進協議会などの場において「施工力確保座談会」を実施。積極的かつ創意工夫を加えたリクルート活動を展開している工事会社の経営者が、人材確保に係る成功談や過去の失敗事例、今後の取り組みなどについて講演するとともに、人材確保や事業を継続・発展させるためには何が必要で、どのように行動すべきかについて参加者で意見交換を行うことにより、工事会社における今後のリクルート活動の活性化に加え、東北電力ネットワークにおける施工力確保の新たな施策検討に繋がりました。

講演の様子

地元工事会社経営者が多数参加、施工力確保のノウハウを共有

 座談会には、地元工事会社の経営者を中心に、合計106社180人が参加しました。
 意見交換では、「これまでは1企業による活動であったが、今後は業界全体で協働・協調した取り組みをしていきたい」、「人材確保や人材育成方法のヒントを得た」など、人材確保や業界の発展に向け、各社で抱える課題や悩みについて講演者を交えたやりとりがなされました。また、施工力確保に向けたリクルート活動の課題や危機感が共有され、今後の各工事会社におけるリクルート活動のレベルアップが図られました。

地元工事会社経営者が多数参加、施工力確保のノウハウを共有 イメージ1

会場全体の状況(秋田地区)

送電工事会社のリクルート活動支援動画を制作し工事会社へ提供 そしてYouTubeへの掲載

 送電業界の認知度向上に向け、作業員の「達成感」・「使命感」に重点をおいたリクルート活動支援動画を制作。希望する工事会社へ提供し工事会社のリクルート活動での活用やYouTubeチャンネルへの掲載など、多岐にわたり利用いただいています。
 座談会においては、東北電力ネットワーク公式YouTubeチャンネルで掲載している制作動画も紹介し、参加者からは「非常に良い動画で今後のリクルート活動において活用していきたい」という声のほか、「作業員の家族(親、子)に向けた動画制作や情報発信もお願いしたい」など、東北電力ネットワークに期待する声も寄せられました。
 電力システム部は、引き続き、工事会社とのタイアップによるリクルート支援活動の継続や、新たな施策の検討・展開に取り組み、施工力確保を通じた電力の安定供給に部門一体となって取り組んでいくこととしています。

タグから探す