余力活用に関する契約の申込受付について
1.余力活用に関する契約の概要
余力活用に関する契約とは、一般送配電事業者がゲートクローズ後に周波数制御・需給バランス調整・系統運用等を実施する際に、ゲートクローズ前の発電事業者等の計画策定に支障を与えないことを前提に余力を活用することで、社会コストの低減等、より効率的・安定的な需給調整、系統運用を期待する為の契約になります。
容量市場落札電源については、実需給前年度の12月末までに接続工事および事前審査を完了させ余力活用に関する契約を締結する必要があります。
余力活用に関する契約については、容量提供事業者と一般送配電事業者との間で締結していただく契約になります。
余力活用に関する契約を締結いただいた容量提供事業者は、一般送配電事業者からの指令に応じてゲートクローズ後の上げ余力・下げ余力を調整力として提供していただきます。
容量提供事業者は、一般送配電事業者からの指令に応じて調整力を提供した場合、一般送配電事業者との間でkWh精算をしていただきます。
なお、余力活用に関する契約については、ΔkWに関する精算はありません。
申込予定の容量提供事業者は、新たにオンライン機能(簡易指令システム含む)を設置する場合、設備形態等によっては工事期間が長期にわたる可能性があります。そのため契約申込に関わらず、お早めに通信線工事の申込をお願いいたします。
2.余力活用に関する契約の申込受付後のスケジュール
事前審査の申込を以て、余力活用に関する契約の申込とさせていただきます。申込受領後、計量設備および通信設備の施設を確認したのち、原則として3ケ月以内(ブラックスタート機能の場合6ケ月)に事前審査を実施します。
所有リソースについて、事前審査に合格した場合は、精算の詳細等を規定する「余力活用に関する契約」を締結していただきます。
容量市場において「調整機能有」で落札している事業者は、実需給前年度の12月末までに余力活用に関する契約締結が必要ですので、お早めのお申込をお願いいたします。事前審査の内容等についてご確認がある場合は早めにご相談ください。
3.お申込の連絡先
余力活用に関する契約のお申込につきましては、下記の宛先までメールでご連絡をいただきますようお願いいたします。
メールアドレス:
s.hatcho-saiene01.df@tohoku-epco.co.jp
宛先:東北電力ネットワーク株式会社 余力活用契約簡易指令システム受付窓口