東北電力ネットワークからのお知らせ
2024年 4月25日お客さまの目を活用した配電設備の巡視点検に関する実証試験の継続について~電柱聖戦in東北・新潟~
当社は、配電設備の効率的な維持・管理に向け、Whole Earth Foundation社(本社シンガポール、以下、「WEF」)が開発・運用する社会貢献型アプリ「TEKKON」を活用し、地域の皆さまに撮影いただいた電柱をはじめとする配電設備の写真データを収集・確認することで当社の巡視点検業務への代替可能性を検証する実証試験を2023年 4月から2024年2月の期間で実施しました。
(2023年4月14日 お知らせ済み)
昨年度、実施した実証試験では、多くの方々にご協力いただき約2万7千基もの電柱の写真データを収集し、カラスの巣やツル・ツタ、冠雪など季節特有の不具合個所を判別することができております。
また、電線を支える金属性のパーツである腕金の錆や電柱の鉄筋露出など、通常は当社または委託先の社員が詳細に点検して発見する一部の不具合個所についても本実証試験で収集した写真データにより判別することができました。
【参考:収集した写真データ事例】
事例写真1:カラスの巣
事例写真2:腕金の錆
一方で、収集した写真データでは、電柱に設置している部品のひびや詳細な劣化具合まで確認することができないなどの課題も確認できており、本格導入に向けて巡視点検業務への代替可能性をさらに深掘りするため、2024年度においても実証試験を継続することといたしました。
また、実証試験の継続にあたり、より当社の設備に興味や関心を持っていただき、多くの写真データを収集するため、ゲーム感覚で配電設備の写真をご投稿いただくイベントを昨年度に引き続き、各地で開催することといたしました。
当社は、引き続き、配電設備の効率的な維持・管理を行い、電力の安定供給に万全を期すとともに、新たなサービスの提供等を通じて、地域の皆さまの更なる利便性向上を目指してまいります。
以 上