疫学研究
電磁界に関する研究事例
ブリティッシュコロンビアがん機関の疫学研究
カナダにおける商用周波電磁界と小児白血病のリスク
カナダのブリティッシュコロンビアがん機関のマックブライド博士が中心となり、磁界と小児白血病の関連を調査するため、疫学研究(症例−対照研究)が実施されました。
研究の対象となったのは、14歳までの子供798人(症例数399人、対照数399人)で、その結果が、The American Journal of Epidemiologyの1999年7月号に発表されています。
研究結果
- 磁界レベルと小児白血病の間に、関連はなかった(オッズ比0.95)。
- 算定された2年間の磁界ばく露や生涯磁界ばく露と、明確な関連はなかった。
- 非常に高いワイヤーコードでは、急性リンパ性白血病のリスク上昇(オッズ比1.72、95%信頼区間0.54−5.45)が見られたが、統計的に有意ではなかった。
結論
これらの結果は、商用周波電磁界へのばく露と小児白血病との関連性をほとんど支持しない。
カナダブリティッシュコロンビアがん機関 リンク
ブリティッシュコロンビアがん機関は、ブリティッシュコロンビア州の人々に、がんの予防、発見、診断、治療、研究、教育等を提供するための州の機関である。
電磁界について
- トップ
- 当社の見解
-
健康に関する公的機関の見解
- トップ
- 数値基準について
- 世界保健機関(WHO)
- 国際非電離放射線
防護委員会(ICNIRP) - 電気・電子学会(IEEE)
- 健康影響に関する評価
- 環境省
- 経済産業省
- 電気学会
- 国際がん研究機関(IARC)
- 英国放射線防護局(NRPB)
- 米国国立環境健康科学
研究所(NIEHS) - 全米科学アカデミー(NAS)
- 米国物理学会(APS)
- 世界保健機関の見解
- 国際電磁界プロジェクト
- 研究について
-
身のまわりの電磁界・電磁波
- トップ
- 電磁界の基礎用語
- 電界
- 磁界
- 電圧と電流
- 電磁界の単位
- 周波数と波長
- 日常生活と電磁界・電磁波
- 身のまわりの電磁界の
大きさ - 送電線からの電磁界
- 電磁界と電磁波の違い
- 様々な電磁界・電磁波
- 専門用語
- 電離放射線と非電離放射線
- 直線磁界・円磁界・
楕円磁界 - 三相交流
- まるわかりスライドショー